おばあちゃん手編みの靴下をお届け

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「94歳のおばあちゃんが、被災地のいる方に何かできないかと考えて、手編みの靴下を60足編みました。でもどちらへお渡しすればお役に立てるでしょうか……」
東京在住の知人を介してそのような相談をうけました。
おばあちゃんはテレビで震災を目にして、心を痛めました。何か高齢の自分にもできることはないか、そう考えて「足下が少しでも暖まれば……」と想い靴下を編もうと思ったそうです。
そこで僕らがリサーチと仲介を行い、釜石にある仮設商店街に置いて頂けることになり、今日は東京からそのおばあちゃんの靴下をもってご家族がいらっしゃいました。
こちらの商店街は仮設住宅も併設していて、仮設在住の方がたくさんいらっしゃいます。「マコ美容室」の奥さまのお取り計らいで、こちらの一階で自由に手にとれる形式で置かせて頂くことになりました。
「マコ美容室」の奥さまは、この釜石のマチに住んでおられましたが、家とお店を流され、ご家族と共に体育館での避難生活を3か月送られた後、仮設住宅へ。現在はこの仮設店舗でお仕事を復帰されています。震災をうけた壮絶な体験の一端をお話頂きました。
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マコ美容室さん、ありがとうございます。
おばあちゃん、無事にお届けしましたよ。

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