パリで廃食油さがし

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7月18日(金)
午前9時にTRF(トヨタレーシングフランス)のガレージにバスコファイブを持ち込み整備の段取りをする。その事務所で久しぶりにさっちんに再会する。約2ヶ月半ぶりくらい経つだろうか。彼女はこれまでアメリカのデータをまとめたり、ヨーロッパで行く先々での情報を送ってくれアメリカからヨーロッパの行程をバックアップしてくれていた。アメリカの用事も一区切りつけて、駆けつけてくれたのだ。心強い味方がここで加わってくれ勇気百倍だ。
午前11時にパリ在住のカメラマン、齋藤よりこさんとオペラの近くのファーストドンで待ち合わせる。齋藤さんとは昨年、メールと電話で話した事があるだけでお会いするのははじめて。なのにパリの知り合いの日本食レストランなどいたるところに当たってくれていたのだ。
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ファーストドンのオーナーの安田さんは車を店の前につけるやいなや飛び出してきて、廃食油をさっそく持ってきてくださった。さらに道中食べなさいと言って、おむすびと唐揚げなどお弁当を手渡しされた。なんと特別に作っておいていただいたのだ。さりげない心使いが本当に身にしみてうれしい。丼ものや麺にのせる天ぷらを揚げることが多いファーストドンの油を、さっそく安田さん、金子さん、浅田さんにプラントの中に注いでいただいた。浅田さんの東京の実家がなんと僕の家と一丁しか離れていなと聞いてこれまたビックリ。
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向かいのレストランからも数リットルだが油を持ってきてくれたり、となりのカフェのご主人も油を入れてくださった。なんだか連鎖反応的に沢山の人達に油を入れていただけるのは、嬉しいの一言につきる。南フランスからパリまでは一人だったので、自分以外のひとの力でこんなに一度に油が集まって行くのがなんだか信じられない。
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モモの木の渡部さん
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「国虎屋」は、2007年のダカールラリーにランクルで出場したときに、この近くのホテルに泊まっていたので、ここにはよく来た事があった。2008年にこんなことでお世話になるとはそのとき思ってもみなかった。若い従業員の方たちもいつも元気がよく、気持のよいお店だ。
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なんと100リットルを越える量をとっておいていただいたので、目標の400リットルに一気に近づいてきた。すごい!
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午後2時、「ボンズール」というフリーペーパーを作っていらっしゃる安田さんにお会いして、取材していただく。このボンズールは日本人が読んでももちろん面白いが、日本に興味があるフランス人にとっても興味深く読める内容になっていて楽しい。例えば、日本語を勉強するときに教科書に載っていない様な日常会話、使いやすいことばなどが説明されている。「どうも」という言葉をどういう風に使えばいいか、「まいど、どない」、「ぼちぼちですわ」などイラスト付きで紹介されている。次号で1ページ、このバイオディーゼルアドベンチャーのことを取り上げてくれるそうだ。
そして、右の写真が、パリのレストランを紹介していただいたり、通訳していただくなど大変お世話になっている斎藤カメラマン。
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次に寄ったのはレストラン「DOMINIQUE BOUCHET」。オーナーのドミニクさんやお客さん達に油を入れてもらう。
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フランスはサラダ油を車に入れるとうるさいんだよ。と言われ、アメリカではポリスにあったけど、とても良いプロジェクトだと言われ、10ドル札をカンパしていただいたことを話すと、ドミニクさんはそれじゃ僕もといって10ユーロをすかさず出してカンパしていただく。
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さらにこの後中華街にあるタイ料理屋「タイロイヤル」に連れて行ってもらった。齋藤さんのよく来るお店で、オーナーのサムさんは、この車をみるなりすごく興味を持ったようで熱心に質問された。さらに沢山貯めてあった廃食油もしっかり分けていただいた後、美味しいタイ料理とさらにデザートシェフの亮太郎さんが作るすごい!!デザート!!をいただき甘党の自分としては大の大満足。
走行距離:54km
廃食油:147L
お世話になった方:ファーストドン(安田、金子、浅田) ももの木(渡辺) 国虎屋(野本オーナー、細川、Thoyer) DOMINIQUE BOUCHET(ドミニク、よりこ夫人、佳子) タイロイヤル(サム、遼太郎)

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