カジノに宝が・・・

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8月20日(水) 晴れ 34℃
朝、雄介に1人でレンタカーでSIXTに行ってもらい反応タンクのグリセリンを抜き、遠心分離機に移してもらうことにする。自分は朝からこの旅の記事を連載するコラムの原稿に集中する。ナジーラには、カザフやモスクワの人達に電話して油の手配、宿などのリサーチをしてもらう。
午後4時過ぎ、カジノに向う。以前何度か電話していたのだが、直接カジノに行っても会えないなど、あきらめかけていたところだ。しかし、先日コックのセルゲイさんは電話で油があると確かに言っていた。ここはビリヤード、パブ、ボーリング、カジノ、パーティバー、ストリップバーがあるらしいのだが、ほんとうに油があるのだろうか?ナジーラは、行きたくなさそうなので、ここは男2人でロシア語はまったくだめだが体当たりしてみることにした。玄関では顔見知りになったボディガードに話をつけて中に通される。話は通っているみたいで、バーのウエイトレスにコーヒーにしますか、なにか飲み物を飲みますか?と聞かれ、あれ?飲み物を飲みにきたんじゃないのだけど、勘違いされているのではないかと思いきや、実はとても丁重にもてなされていたことが後でわかった。出されたエスプレッソは非常にうまい!(最近こんなうまいエスプレッソを味わっていなかった)
しばらくするといかつい体格のコック長のセルゲイさんが現れ、すごく紳士的に地下の厨房に案内される。油はなんと55リットルもあるという。雄介と僕は思わず顔をみあわせた。思わぬ収穫にうれしくて顔がほころぶ。厨房はピカピカにきれいで対応もとてもジェントルマンな方たちばかりでビックリ。カジノというだけで中身を判断してはいけないものだということを学んだ。
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その後、SIXTに行ってバッテリーのフィックスにいく。取り寄せたバッテリーが小さいためうまくフィックスできないのだ。SIXTのメカニックに手伝ってもらいなんとか取り付けた。
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廃食油:55リットル
お世話になった人:”Maximum“(Sergei Shekun)

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