とうとがなし

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7月23日。サーファーやボランティアで運営する「とうとがなし」は、奄美文化センターで行なわれた。
この日、パタゴニアのイヴォン・シュイナード氏は、他の大きなイベントとスケジュールが重なっていたが、奄美大島に来る事を選択してやってきたという。さらにガイアシンフォニーの映画監督・龍村仁氏、奄美大島の奄美リゾートばしゃ山村村長・奥篤次氏。奄美出身の歌手・元ちとせさん。J-WAVEナビゲーターのアンドレア・ポンピリオ氏が出演した。僕もこの日のオープニングを飾る写真を披露するためにバイオディーゼルカーでうかがった。
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このイベントの主催はすべて島のサーファーやボランティアで行なわれ、出演者も出演料などいっさいない。運営はイベントTシャツの売り上げでまかなわれ、入場チケットはすべて無料という異例のもの。当日の会場は島民で埋め尽くされ、1500人が集まった。
会場を元ちとせさんの島唄が包む。そして前日に僕が撮影したサーファーと皆既日食の写真を巨大スクリーンに映した後、シュイナード氏が島に向けて熱いメッセージを贈った。
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島を守るためには、そして島の未来とは。ポンピリオ氏の司会のもと、ゲスト3人が胸のうちを語っていった。右上写真がイヴォン・シュイナード氏、左下が龍村仁氏。
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フィナーレには元ちとせさんの六調のリズムにのり、会場の人全てが立ち上がって踊りだした。1500人が一つに成った瞬間だった。左下の写真は、サーファーであり、このイベントの発起人の野崎氏。右下の写真は出演者全員の記念写真。
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会場の入り口には、バスコファイブが飾られ、地球一周したときの写真が展示された。右上写真は、イベント後、バイオディーゼルカーを説明しているところ。左下は、フリーダイビング・アジア記録保持者である篠宮龍三さんと同じく女子部門でアジア記録を持つ山内知子さんらと記念写真。彼らも皆既日食を見た後、イベントのお手伝いをしていただいた。右下の写真は、バスコファイブのガンノズルを頭に向けているイヴォンさんとの2ショット。
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「とうとがなし」とは奄美の言葉で、人や自然に対し最大級の「感謝」や「ありがとう」という気持ちや祈りを表したものだそうだ。
地球を使わせてもらっているという感謝の気持ちが薄れ、私利私欲のために地球を利用してしまった結果、地球がバランスを崩し始めていることは間違いない。それに気づいた者から自分のできることを始めなければならないのだろう。
島を愛するサーファー達が自分のできることから動き始め、やがて多くの人々を動かしたことは、とても大きな一歩となったイベントだったと思う。
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とうとがなし公式webサイトはこちらから:
http://promotion.jp.msn.com/totoganashi/top/information.html
http://eclipse.kayac.biz/top2/default.htm

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